温家宝首相とインドのシン首相は14日、「21世紀の共通の展望」と題する共同文書に調印したが、同文書が示しているように、中印両国は今後エネルギー分野における協力を強化することになる。

　同文書によると、中印は両国の優れた科学者が国際核融合実験炉プロジェクトで協力を展開することを歓迎するとし、これは持続可能な方式によって世界のエネルギーをめぐる課題に対応する上で重要な意義を担っているとしている。また、中印両国は民用原子力分野で2国間の協力を展開することにも同意した。同文書は、このことはエネルギーの安全保障と気候変動をめぐるリスクへの対応に寄与するものであるとしている。

　共同文書は、公平、平等、安全、安定、普遍的受益を原則とする国際エネルギー秩序を確立することは国際社会共通の利益であるとし、中印両国は、世界のエネルギー構造の多元化を促進し、クリーン・エネルギーと再生可能エネルギーの比率を高め、あらゆる国家のエネルギー需要を賄うために共同の努力を払うと表明した。

　（新華網 1月15日）