シェールガス探査の巨大なポテンシャルを備える内蒙古オルドス地区において、国土資源庁の部署による自治区地質探査基金事業「鄂頁1井」探査が大きな進展を遂げた。探査井のフラクチャリングの現場で地下3,500メートル余りの深層部からガスが噴出し、点火すると黄色い火柱が6メートル以上も上がった。内蒙古自治区地質探査基金による初のシェールガス調査事業が大きな成果を上げたことになる。同事業は内蒙古地質調査院と内蒙古炭田地質局が共同で行った。

　「鄂頁1井」は内蒙古自治区初のシェールガス調査評価パラメータ井になる。鄂托克旗烏蘭鎮から約20キロに位置し、周囲8キロの範囲に石油・天然ガスの生産井はない。最大生産能力5万m3/日、安定生産量1.95万m3/日に上る。ガス中のメタン含有量は87.7％、軽質油日量0.17m3。専門家の分析によると、今回「鄂頁1井」探査が進展を遂げたことは、中国北方の海陸過渡相のシェールガス資源評価や鉱区選定の面で重要な意義を有している。

　（金投網 2月25日）