ロシアのドヴォルコヴィチ副首相は経済フォーラムにおいて、「中国の投資家に対してロシアの戦略的油ガス田の株式の50％以上を保有することを容認する可能性がある」「政治上の障害はないが、大陸棚油ガス田を除いて、中国企業は少数投資家の資格で開発に参加するよう招請を受けられるだけだ」と述べた。報道によると、ロシア政府は未だ中国の投資家からロシアの戦略的油ガス田の過半数の株式保有の申請を受理していない。

　ロシアは2008年に外国企業が戦略的分野のロシア企業の株式の50％以上を保有することを禁止するよう法律を制定した。しかし、プーチン大統領は昨年、ロシア国営石油会社Rosneftが開発したバンコール油田について中国企業がその株主になる可能性に言及していた。こうしたロシアの変化について、専門家は、西側諸国がロシアの石油・天然ガス分野に対する制裁を実施して以来、ロシアの一部の石油ガス企業は資金難に陥り、そのため、ロシアは中国が石油・天然ガス分野の投資と開発の主要な協力パートナーになるよう希望していると指摘する。

（中国石油新聞中心 3月2日）