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【石油・天然ガス】

エネルギーメジャーが四川省のシェールガスに「照準」 成都赤湾石油ガス基地が着工 (15/03/03)
2015/3/11
中国【石油・天然ガス】

 3月1日、成都市新都区工業東区において成都赤湾石油ガス基地が着工された。敷地面積約1,000ムー、投資額36億元、エネルギー装備の研究開発、新興エネルギーの応用と開発、ハイテク企業のインキュベーション、装備の製造並びに技術サービスを中核機能とする重点産業基地になる。第1期事業では多数の国際エネルギーメジャーを誘致する計画であり、ベーカー・ヒューズのR&Dセンター及び製造基地、米GEグループの成都製造・物流基地、シュランベルジェの製造基地、ハリバートンの製造・物流基地やウェザーフォードの製造・物流基地等が建設されることになる。

 出資者である深セン赤湾石油基地株式有限公司は、南シナ海東部海域の石油・天然ガスの探査・開発・生産に従事するオペレーター向けに全方位的な物流保障サービスを提供している。同社は中国最大、世界第4位の石油装備研究開発基地にして石油ガスサービス基地であり、世界500強にランクする多国籍石油企業及び石油サービス企業が集まっている。

 深セン赤湾石油基地株式有限公司が成都市新都区を選択したのは、同地の産業基盤、研究開発能力及び四川省のシェールガス分野における巨大なポテンシャルを見据えてのことである。「四川盆地及び中西部地区の天然ガス、特にシェールガス鉱床の探査と開発が加速され、ペトロチャイナ、シノペックや外資、民間資本がすでに関連エネルギーの開発に参入している」と深セン赤湾石油基地株式有限公司の張翔副総経理(副社長)は言う。成都赤湾石油ガス基地は、エネルギー装備の川上・川下企業を成都に引き入れ、成都及び西部地区全体の石油ガス装備産業の発展を促進することになる。

 (四川日報 3月3日)