漢能薄膜発電の時価総額が3,000億香港ドルの大台を突破した。3月2〜5日、漢能薄膜の株価は立て続けに上昇し、5日の終値は7.3香港ドル、前日に比べ61.5％上昇した。

　漢能ホールディングス会長兼CEOの李河君氏が提唱する「121」計画（2020年には売上1兆元・時価総額2兆元、収益1,000億元）目標には依然大きな隔たりがあるものの、漢能薄膜はすでに時価総額世界最大の上場ソーラー企業になり、中国の他のPV企業の時価総額合計をほとんど超えている。

　漢能薄膜は薄膜太陽光発電モジュールのメーカーとして成長し、その時価総額は想像を超えるスピードで上昇した。

　もっとも、漢能薄膜の株式の70％以上は李河君氏が所有し、株式総数416億株のうち株式市場に流通するのは約29％と見られる。匿名の業界関係者によると、今回の株価上昇の最大の要因は大株主である李河君の投機にある。3月5日の成約額は44.19億香港ドルに達したが、このような大きな資金は「大株主が手持ちの株を放出したためと判断される」。

（中国能源網 3月9日）