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ロシアが北朝鮮に110キロボルト送電線を建設して電力輸出を計画 (15/03/12)
2015/3/12
アジア【電力】

 ロシアの報道によると、ロシアの水力発電企業RusHydro傘下のRAO Energy System of Eastは、ロシアから北朝鮮へのエネルギーブリッジ建設事業のFSを今年6月に完成させ、第1フェーズとして110キロボルトの送電線を建設することになると発表した。

 ロシア沿海地方と北朝鮮羅先経済貿易区の間に北朝鮮への送電を行うインフラを建設する構想である。

 RAO Energy System of Eastの戦略・投資担当副社長Alexei Kaplun氏は「第1フェーズではロシアのハサン市から露朝国境へ110キロボルトの送電線を建設すれば羅先経済貿易区のエネルギー需要を賄うことが出来る」と述べた。

 ロシア側の見積もりでは、2014年の羅先の電力網の負荷水準は3万kWであるが、2015年までには60万kW前後に上昇することになる。

 日増しに増加する電力需要を賄うため、エネルギーブリッジプロジェクトの枠組みの下で新たに高圧送電線を建設する。発表によると、北朝鮮へ輸出する電力にはRAO Energy System of Eastが「2015年までの極東電力長期開発計画」に基づいて建設する発電所からの電力も含まれる公算である。

 (中国新聞網 3月12日)