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【石油・天然ガス】

西気東輸二線の建設計画案がほぼ確定 全長8,794km (08/01/17)
2008/1/17
中国【石油・天然ガス】

 西気東輸二線(第2西気東輸パイプライン)の建設計画案がほぼ確定した。総投資額1,434.9億元、幹線1本と支線8本を建設し、総延長は8,794kmになる。

 計画によると、西気東輸二線は新疆のホルコスから中国に入り、独山子、ウルムチを経て、紅柳で西気東輸パイプラインに合流、その後、酒泉、山丹、武威を経て寧夏自治区の中衛で黄河を越えてから西気東輸パイプラインと分岐して、西安、南昌を経て広州に到る。幹線の全長は4,945km。

 支線は、新疆自治区輪南−トルファン、寧夏自治区中衛−陝西省靖辺、河南省洛陽−江蘇省徐州、江西省南昌−上海、江西省樟樹−湖南省湘潭、広東省翁源−深セン、広州−広西自治区南寧、広東省肇慶−湛江の8ルートであり、総延長は3,849km。

 西気東輸二線は2010年に稼働を開始し、2012年には年間ガス輸送量が300億m3になる。

 ガス源については、パイプライン沿線のタリム及び長慶ガス鉱区でも探査を進めた結果、同鉱区は増産する資源的基礎を備えていることが分かった。2015年には同鉱区から陝西−北京パイプラインのみならず、西気東輸二線にも100億m3余りの応急用ガスを供給することが可能になる。

 (中国石油新聞中心 1月17日)