3月19日、雲南省石炭産業転換高度化工作会議が昆明で開かれた。同会議によると、現時点で雲南省は294ヵ所の炭鉱を閉鎖し、老朽化年産能力1,257万トンを撤去して、2014年の目標を上回る閉鎖を完了した。席上、雲南省副省長劉慧晏は全省の石炭産業の転換と高度化を徹底的に推進し、全国炭鉱安全生産重点区県に指定された10県に加え、さらにもう10県を省級炭鉱安全生産重点県に指定して、雲南石炭産業のアップグレード版創出に全力を挙げるよう求めた。

　雲南省は2014年に《石炭産業の転換並びにグレードアップの促進と科学的発展・安全発展の実現に関する指導意見》など一連の文書を通達して、2年以内に炭鉱を400ヵ所以上減らすとともに、再編と改修によって石炭企業の生産力水準と安全保障能力を全面的に向上させることを打ち出し、そのため、4億元の奨励補助金を手当てして、石炭を生産する各州（市）及び県（区）政府に炭鉱の整理と閉鎖をサポートするよう求めた。

　今回の会議は、炭鉱閉鎖任務を決然と達成すること、年内に130ヵ所以上の炭鉱を確実に閉鎖すること、年末の炭鉱総数を800ヵ所以内に規制することを打ち出した。また、炭鉱の機械化、生産システムの最適化や情報化を進めて炭鉱のグレードアップを図るとともに、石炭産業チェーンの延伸、炭鉱安全生産責任システムの完備、炭鉱の安全生産の促進等を打ち出している。
　
　（中国煤鉱網 3月24日）