内蒙古自治区煤炭工業局は4月16日、《2015年全区石炭産業管理工作の要点に関する通達》を示達し、今年の原炭生産量を10億トン以内に抑制する計画を打ち出した。

　この目標を達成するため、内蒙古は炭鉱生産能力登録公告管理の強化、炭鉱の生産活動の規範化、登録公告通りの生産能力と承諾事項に基づく生産の義務付け、違法生産、非安全生産並びに能力超過生産の厳禁、建設と生産の同時進行の厳禁、認可未取得での炭鉱の建設と生産の禁止を進める。

　厳正な生産能力の管理を行うため、《石炭生産能力管理弁法》《炭鉱生産能力査定標準》及び内蒙古の関連要件に従って、生産能力の査定を適正に行うとともに、炭鉱建設事業の竣工検査を厳正に行う。

　統計によると、2014年の内蒙古自治区の石炭生産量は9億808万トン、前年比11.9％減であった。

　今回の通達は、石炭販売システムに対する管理を強化すること、大手企業が先頭に立って生産制限を進めるよう督励すること、ダンピングなど市場を乱す行為を撲滅して地域の市場販売秩序を維持すること、中国煤炭工業協会とも協力し、山西・陝西とともに苦境脱却と生産制限政策を推進して石炭市場と価格の安定化に努め、価格を少しでもあげるよう促進することを表明している。

　（中国煤炭資源網 4月22日）