中露エネルギー協力委員会のロシア側議長を務めるドヴォルコヴィチ副首相は4月21日、北京で中国側議長の張高麗副首相と会談を行った後、記者に対し、中露両国が年内に西ルートパイプラインからの中国への天然ガス供給で合意文書に調印すると表明した。

　ドヴォルコヴィチ副首相は「西ルート経由の対中天然ガス供給に関する交渉は、技術条件だけでなく、商業条項においても前向きに進んでいる。中露双方はすでに多くの面でコンセンサスに達している。但し、克服すべき問題はまだ残されている。もっとも中露両国は天然ガス供給契約の面で前向きに作業を進めている。年内に合意文書に調印することが我々の目標だ」と述べた。

　天然ガス協力をめぐる問題について、ドヴォルコヴィチ副首相は「我々は中露両国の企業の政治シグナルを発することで一致した。所要の文書が速やかに準備されるようにするためだ」と述べた。

　ドヴォルコヴィチ副首相は中露両国関係に言及し、ロシア側は中国側との長期的、安定的、全方位的な友好協力関係を発展させ、各分野で実務的な協力を推進し、常に新たな成果を上げるよう希望すると述べた。

　（中国経済網 4月22日）