四川省達州市投資促進局からの情報によると、成都天府商品取引所は達州市と提携して中国西部天然ガス取引センターを建設する意向であり、達州市で産出される天然ガスのオンライン取引を行う。

　達州市の天然ガス総資源量は3.8兆m3、確認埋蔵量は7,000億m3に上る。同市の宣漢普光ガス田は新疆タリム、内蒙古オルドスに次いで中国でも最も大きいポテンシャルを備える大型ガス田である。また、「西気東送」プロジェクトの起点であり、アジア最大の硫黄生産基地でもある。

　天府商品取引所は、中国西部地区の鉄鋼、化学、鉱業、農業、広告等の大手企業と中国の大手金融機関との共同発起により、四川省とチベット自治区が共同で建設した電子商取引プラットフォームである。天府商品取引所は「電子ビジネス＋現代的物流＋サプライチェーン付加価値サービス」の経営モデルを採用し、取引商品は、鉄鋼、化学品、農林産品、貴金属、非鉄金属、宝石、酒類、バナジウム・チタン等を網羅している。天府商品取引所の劉昂生理事長によると、達州市は天然ガス資源が集中し、ロケーションにも優れている。天府商品取引所は達州市に天然ガス取引センターを建設して、国内的にも影響力を備える西部天然ガス取引プラットフォームと価格決定のセンターを共同で構築する。地方経済の発展に貢献し、ウィン・ウィンの協力を促進することになる。

　（達州晩報 4月28日）