5月4日、中国石油天然ガス(PetroChina)西南油気田「威202」鉱区シェールガス対外輸送パイプラインが完成した。これにより、長寧−威遠国家級シェールガス実証区の対外輸送パイプラインが全て完成、稼動した。パイプライン網の1日の輸送能力は850万m3に上る。

　パイプライン網の建設はシェールガスの大規模生産において重要な一環になる。長寧−威遠国家級シェールガス実証区には「寧201」「威204」「威202」の3つの有望なシェールガス鉱区があり、そのため、西南油気田は3本のシェールガス対外輸送パイプラインを敷設した。総延長110キロ余りに上る。昨年4月に「寧201」鉱区のパイプラインが完成し、10月には「威204」鉱区のパイプラインが完成していた。すでに累計2.5億m3のシェールガスを輸送している。
　
　5月4日時点で長寧−威遠国家級シェールガス実証区からは毎日約150万m3のシェールガスが輸送されている。新規シェールガス井の稼動に伴い、今年末にはシェールガス対外輸送量は1日700万m3に達する見込みである。実証区のシェールガスは宜賓、内江、自貢の現地で消費され、残りは四川・重慶パイプライン網と国家天然ガス基幹パイプライン網に送られて、天然ガス供給保障能力の増強に一役買う。

　（中国石油報 5月13日）