中国石油天然ガス集団(CNPC)は米国のNewfield Exploration Co.と合意文書に調印し、四川所在のガス田で探査を進めることになった。

　Newfield Exploration Co.の中国首席代表Ding Shengによると、今回共同開発することになった威遠ガス田は四川盆地にあり、オイルシェールが豊富であるとのこと。

　Newfield Exploration Co.にとっては今回の提携によって、中国内陸の石油・天然ガス分野への参入の道が開ける。同社は石油・天然ガスの探査と生産を専門とし、その業務は全米をカバーしている。中国では海洋石油探査を行い、またマレーシアでも海洋石油生産に参入している。同社は目下アジア地区に重点を置いており、中でも南シナ海海域では長期探査計画を伴う3つの契約鉱区を有している。

　なお、CNPCは昨年12月、シェブロンと提携して四川盆地川東鉱区における天然ガス資源の共同開発を決めたばかりである。シェブロン及び今回のNewfield Exploration Co.との提携により、四川盆地開発はCNPCにとって最大の天然ガス対外提携事業となり、CNPCの石油・天然ガス分野における対外提携は新たな段階に入る。

　（中国石化新聞網 1月18日）