5月12日、中国最長の特高圧(UHV)交流送電線になる楡横−イ坊1000kV特高圧交流送電事業が正式に着工された。特高圧送電網が大規模建設期に入ったことを示すものである。

　国家電網公司によると、内蒙古西−天津南、楡横−イ坊の特高圧送電事業はすでに着工されており、今後「5交8直」特高圧送電事業を速やかに推進することになれば、特高圧送電網の新規投資は4,500億元に達する。各クラスの電力網の投資も加えると、投資額は総計1.5兆元に上る。電源や関連産業の投資にも1.7億元の波及効果を生み、GDP成長率を0.8ポイント以上押し上げることになる。

　（中国証券網 5月18日）

イ坊…サンズイに「維」

「5交8直」… 雅安−武漢、内蒙古西−長沙、張北−南昌、隴彬−河南北、楡衡−イ坊の5本のUHVAC送電線事業と酒泉−湖南、ホロンバイル盟−山東、内蒙古西−湖北、陝西北−江西、ジュンガル東−四川、上海廟−山東、山西−江蘇、シリンゴル盟−江蘇の8本のUHVDC送電線事業。