石油・天然ガスの探査開発で毎年のように重大な成果を上げてきた中国石油天然ガス(PetroChina)長慶油田が、今度は陝北姫●において確認埋蔵量1億トンの大型オイル油田になる新安辺油田を発見した。

　オルドス盆地のタイトオイル資源は豊かであり、極めて大きな探査開発ポテンシャルを備えているが、これまで開発した低浸透石油鉱床に比べると探査の難度は高い。

　近年、長慶油田は探査目標をタイトオイル鉱床に向け、タイトオイルの地質理論や技術研究を強化して、オルドス盆地のタイトオイル探査で大きな打開を遂げるとともに、探査と開発の一体化を堅持し、タイトオイル開発試験を強化してきた。

　特に2013年以降は姫●をタイトオイル有望探査鉱区として、40坑余りの探査においてオイルフローを取得し、1億トン規模のタイトオイル埋蔵量を確認した。

　5月25日時点で、長慶油田は水平井366坑を完成し、332坑を稼動させている。原油生産は日量2,235トンに上る。盆地のタイトオイル累計生産能力は100万トンを突破し、年産能力は70万トンに達している。長慶油田新安辺タイトオイル探査事業は中国石油年度重大発見特等賞を受賞し、中国2014年度10大地質探鉱成果の一つに評価されている。

　（中国石油新聞中心 5月26日）

　●…土ヘンに「原」