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【エネルギー全般・政治経済】

米中共同でエネルギーインターネット等の技術応用を推進へ (15/06/09)
2015/6/12
中国【エネルギー全般・政治経済】

 国家能源局の6月8日発表によると、第4回米中再生可能エネルギー産業フォーラムがワシントンで開かれ、米中双方は、先進技術の産業化や、最先進の太陽熱発電、スマートマイクログリッド、蓄エネルギー、エネルギーインターネットといった技術の応用を強化することも含め、協力を深めることで共通の課題をともに解決することが必要であるとの認識で一致した。

 今回のフォーラムは中国国家能源局と米国エネルギー省が共同で主催し、米中の再生可能エネルギーの最新発展動向について検討するとともに、協力を引き続き深める重点分野を提示した。双方は、再生可能エネルギーを主とするエネルギーシステムを構築することが今後数十年のエネルギー転換の根本的目標になり、米中は協力を深めることで共通の課題を解決することが必要であるとの認識を示し、先進技術の産業化を強化する他にも、次の3つの面で協力を深めるとした。

 (1) 交流と協力の仕組みを完備する。新エネルギー都市交流協力プラットフォームを構築し、より高いレベルの新エネルギー都市と工業団地について研究、計画、建設を進める。新型都市化発展において再生可能エネルギーの利用を拡大し、エネルギー転換を末端から推進する。

 (2) 電力の転換とグレードアップを推進する。新エネルギーに適応する電力系統の計画・設計の方法や電力市場システムの研究を共同で進め、電力系統を再生可能エネルギーの大規模な使用に適応させる。

 (3) 投融資ツールのイノベーションを進める。再生可能エネルギーと資本市場のチェンネルを開き、事業融資と資産の証券化を進めて、融資コストを引き下げる。

 (新華網 6月9日)