6月7日の中国神華能源（神華集団の中核上場会社）の発表によると、同公司のカク貴正高級副総裁は現在関係当局により司法調査を受けており、正常な職務を執行できない状況にある。
　
　カク貴正は当年52歳、2011年5月に中国神華の高級副総裁に就任し、神華集団の副総経理（副社長）も兼務している。

　中国共産党中央規律検査委員会は今年5月、中央巡視組の13社に対する第3回専門巡視の整理改善状況を次々に発表し、中国石油化工(SINOPEC)、神華集団、華電集団について、幹部の腐敗、関連取引における暴利、国有資産の流失等の問題が際立っていると報告した。

　2014年12月には、神華集団党組規律検査組は、神華集団総経理助理で神華科技発展有限公司董事長(会長)の張文江、神華寧夏煤業集団安全監察局の劉宝龍主任師、中国神華能源元副総裁の華沢橋が規律違反の嫌疑で調査を受けていると発表した。

　神華集団の発表によると、現時点ですでに20名の党員幹部に党紀・政紀処分を下し、32名の党員幹部を懲戒・訓告処分とし、さらに4名の評定専門家については入札規定違反により資格を取り消した。

　（和訊網 6月8日）

　カク…「赤」におおざとのつくり