6月24日、国務院常務会議は中国保険投資基金の開設を決定し、金融イノベーションによって実体経済により良く寄与することにした。同会議は、商業保険の資金運用方式を改革し、国の重要戦略と市場需要にマッチさせることは、保険業のイノベーションと効率向上に有効であり、民間の有効投資にも波及して実体経済の発展をサポートすることが出来るとの見方を示した。同会議は、市場化、専門化運用とビジネス的に持続可能であることを原則として、中国保険投資基金の開設を決定した。

　中国保険投資基金は3,000億元規模になる。資金は保険機関に募るとともに、株式や債券の形で直接投資を展開するか親基金として国内外の各種投資基金を投入する。

　中国保険投資基金は主に老朽住宅エリアの改修、都市インフラ、水利事業、中西部交通インフラ等の建設や「一帯一路」並びに生産能力をめぐる国際協力の重要事業等に出資する。

　（中国経済網 6月25日）