7月6日、甘粛省政府新聞弁公室が開いた第6回中国甘粛国際新エネルギー博覧会において、甘粛省能源局の孟開局長は、《甘粛省河西回廊クリーン・エネルギー基地建設方案》が国家能源局から正式に承認されたことを明らかにした。

　同方案は酒泉特高圧(UHV)対外送電風力・太陽光発電所建設案になり、500万kWの風力発電事業と150万kWの太陽光発電事業を新たに建設する計画である。すでに電力グリッドにおいて完成済みかもしくは建設中の事業は風力発電200万kW、太陽光発電130万kWになる。これら新エネルギー建設事業の建設による新規固定資産投資は約520億元に上る。さらに設備製造業や関連産業の生産高約500億元に波及する。

　また、孟開局長によると、甘粛省初の広域・大容量・特高圧送電事業になる酒泉−湖南800kV特高圧直流送電事業が今年5月に承認されていた。定格送電能力800万kW、総投資額261.86億元に上り、完成すると中東部地区に年間120億kWhの新エネルギー電力を安定的に輸送することが可能になる。

　（中国能源網 7月7日）