国家発展改革委員会と国家能源局は先日意見書を通達し、スマートグリッドの発展を促進して2020年には安全性、信頼性が高く、開放的で互換性があり、効率的かつ経済的、クリーンで環境保護に優れるスマートグリッド体系をほぼ完成することを打ち出した。

　スマートグリッドは従来の電力システムをベースに、新エネルギー、新材料、新設備や先進的センシング技術、情報技術、制御技術、蓄エネルギー技術といった新技術を統合して形成される新世代電力システムであり、高度の情報化、自動化、インタラクティブ化の特徴を備え、安全性、信頼性、経済性並びに効率の高い電力グリッドを実現する。スマートグリッドは中国のエネルギー生産・消費・技術及び体制革命を実現する重要な手段になり、エネルギーインターネットを発展させる上でも重要な基礎になる。

　意見書によると、スマートグリッド発展の主な任務として、健全なネットワークリソースの協調的発展と運営メカニズムの確立、電源側のスマート化レベルの全面的向上、サービスと技術サポートの強化、新エネルギー電力の積極的な受入、エネルギーインターネットの強化、多種のエネルギーによる最適相互補完の促進、安全性と効率の高い情報通信サポートプラットフォームの構築、電力グリッドのスマート化レベルの向上、安全性、信頼性、経済性の高い電力グリッド運営の確保、電力需要側管理の強化、ユーザーのインタラクティブの誘導とサービス、種々の分野における電力転換の推進、省エネ・排出削減の有効な実行、多元的な民生用電力ニーズへの対応、新型都市化建設のサポート、重要技術及び設備の開発と応用の加速、川上・川下産業の健全な発展の促進、標準体系の完備、スマートグリッド標準の国際化などが含まれる。

　（新華網 7月7日）