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中国
【石油・天然ガス】

上海市が都市ガスの完全天然ガス化を実現 年間供給量70億m3超 (15/07/08)
2015/7/16
中国【石油・天然ガス】

 上海市の最後の人工ガスユーザーが先日天然ガスへの転換を完了し、150年間にわたって使用されてきた人工ガスが上海から姿を消し、都市ガスの完全天然ガス化が実現した。上海市では2015年6月時点で累計350万戸の人工ガスユーザーの天然ガス転換が完了し、一方、新規天然ガスユーザーが200万戸余り増えて、市全体の天然ガスユーザーは620万に達した。現在、上海市の年間天然ガス供給量はすでに70億m3を超えている。一次エネルギーに占める天然ガスの比率は11%に達し、中国の2020年のエネルギー発展戦略目標を他に先駆けて実現した。

 上海燃気は天然ガスへの転換のため、16年間にわたって累計250億元を投じ、東シナ海天然ガス、第1西気東輸パイプライン、第2西気東輸パイプライン、輸入LNG、川気東送パイプラインや間もなく稼動する江蘇−崇明パイプラインの6大ガス源を導入して、720キロの天然ガス基幹パイプライン網と1.4万キロの中・低圧パイプライン網、複数の緊急対応施設及びピーク調整施設を建設した。また、2,000キロ近くに上る老朽パイプライン網の改修を行った。さらに、上海市は日量1,000万m3超の人工ガス工場を段階的に閉鎖し、ガス製造企業6社は転業した。そして、5月22日には申能集団所属の最後の人工ガス製造企業である浦東煤気製気公司が正式に生産を停止した。

 (新浪財経 7月8日)