7月15日、国家統計局は2015年上半期経済統計を発表し、国家能源局も上半期の電力消費量統計を発表した。これらはいずれも中国の上半期の経済動向を反映する重要なデータになる。

　上半期の電力消費量状況

　国家能源局の7月15日の発表によると、6月期の全国電力消費量は4,723億kWh、前年同期比1.8％増になった。

　1〜6月の全国電力消費量は2兆6,624億kWh、前年同期比1.3%増。産業別の電力消費量は、第一次産業441億kWh、前年同期比0.9%増、第二次産業は1兆9,242億kWh、0.5％減になり、第三次産業は3,397億kWh、8.1％増になった。都市・農村住民生活用電力消費量は3,545億kWh、4.8％増である。

　1〜6月の全国発電設備平均利用時間数は1,936時間で、前年同期に比べ151時間下がった。うち水力発電は1,512時間であり、82時間増えた。火力発電設備は217時間減少して、2,158時間になった。

　1〜6月の全国電源新規生産能力（正式稼動）は4,338万kW、うち水力発電が506万kW、火力発電が2,343万kWになる。

　上半期の国民経済統計

　7月15日に国家統計局が発表した経済統計によると、今年上半期のGDPは29兆6,868億元、実質成長率は7.0％。四半期別の成長率は、第1四半期7.0％、第2四半期7.0％。産業別に見ると、第一次産業のGDPは2兆255億元、成長率は3.5％、第二次産業は12兆9,648億元、6.1％、第三次産業は14兆6,965億元、8.4％。第2四半期の対前期比成長率は1.7％。

　上半期の固定資産投資は23兆7,132億元、前年同期比の名目成長率は11.4％、実質成長率は12.5％であり、伸び率は第1四半期に比べ2.1ポイント下がった。

　上半期の輸出入総額は11兆5,316億元、前年同期比6.9％のマイナスになった。うち輸出は6兆5,722億元、0.9％増、輸入は4兆9,594億元、15.5％減。貿易黒字は1兆6,128億元。

　（中国能源網 7月17日）