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【電力】

7月期の中国の電力消費量が前年同月比1.3%減 (15/08/15)
2015/8/20
中国【電力】

 国家能源局が8月14日に発表した統計によると、7月の中国の電力消費量は5,034億kWh,前年同月比1.3%減になり、3ヵ月連続のプラス成長に終止符が打たれた。専門家によると、電力消費量が再びマイナスに転じた主な原因は、第二次産業の電力需要の不振にある。

統計によると1〜7月の電力消費量は3兆1,668億kWh、前年同期比0.8%増になる。産業別の電力消費量と対前年同期比伸び率は、第一次産業570億kWh、2.4%、第二次産業が2兆2,900億kWh、−0.9%、第三次事業が4,040億kWh、7.5%。都市農村民生用電力消費量は4,158億kWh、4.7%増。国家能源局の関係責任者によると、中国の電力消費量の中で工業用が70%を占め、特にエネルギー多消費産業の電力消費量は工業用電力消費量の半分前後を占める。電力消費量の変動は、これらの産業の生産動向と密接に関連している。1〜7月の第二次産業の電力消費はマイナス0.9%になり、1〜6月のマイナス0.5%に比べ減少幅が大きくなったことが電力消費量の3ヵ月連続のプラス成長が終わった主な原因になる。一方、第三次産業の電力消費量は引き続き高い伸びを示すとともに、電力構造が持続的に改善している。1〜7月の全国発電設備平均利用時間数は2,293時間、前年同期より188時間下がった。うち水力発電の平均利用時間数は1,911時間、前年同期より59時間増え、火力発電設備の平均利用時間数は前年同期より259時間減少して2,531時間になった。

 1〜7月の全国新規電源生産能力(正式稼動)は5,237万kW、うち水力発電が597万kW、火力発電が2,886万kWであった。

 (中国経済網 8月15日)