ロシア大統領府のユーリイ・ウシャコフ補佐官は8月31日、ロシアのエネルギーメジャーGazpromがプーチン大統領の北京訪問中に中国石油天然ガス集団(CNPC)とロシア産天然ガスのパイプラインによる中国への供給についてMOUに調印することになると表明した。ロシアは欧州からの制裁を受けており、そのため、アジアへのエネルギーの販売拡大を図っている。

　プーチン大統領は今週、中国の首都で開催される「反ファシスト戦争勝利70周年軍事パレード」に参加する。

　但し、ウシャコフ補佐官は、シベリアのガス田から中国への天然ガス輸送に関する合意が今回北京で成立する可能性は現段階では余り高くないとも述べた。この問題をめぐっては「集中会談」が今なお進められている。
　
　（中国能源網 9月2日）