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【新エネルギー】

中国PV産業は底入れ 国際競争力も増強 (15/09/11)
2015/9/16
中国【新エネルギー】

 近年の大型業界再編を経て、中国のPV産業の国際競争力はさらに増強し、世界における地位も一貫して上昇している。大連で開催された2015年夏季ダボスフォーラムに出席した中国太陽光発電産業協会理事長であり天合光能董事長(会長)兼CEOの高紀凡氏は新華社の取材に対し、中国PV産業はすでに底入れしており、曲折しつつも極めて大きな発展ポテンシャルを備えていると表明した。中国太陽光発電産業協会のレポートによると、今年上半期の中国PV産業の総生産高は2,000億元を超え、前年同期比30%増になった。ここ数年間にわたった「厳冬」も過ぎ去って、PV産業は新たな発展時期を迎えている。

 高紀凡氏は次のように表明した。中国PVのイノベーション能力、技術能力、ブランド影響力はさらなる向上を示している。多くの国々はPV産業の導入や投資を進める際に、真っ先に中国のPV企業とPV製品を選択するようになった。2011年下半期、中国PV産業は氷河期を迎えた。欧州債務危機によって市場の伸びが下がり、米国の「ダブルアンチ(反ダンピング・反補助金)」関税によって市場の不確実性が増した。生産能力過剰によって過度の価格引き下げ競争がもたらされ、中国PV産業は全面的に赤字に陥った。しかし、苦境の中にあっても、天合光能に代表される一群のPV企業は科学技術のイノベーションを通して筋力を鍛え、復活と先制のチャンスを掴んだ。天合光能は2010年に国家重点実験室を建設し、世界からイノベーションの人材を招き、世界一流の研究開発成果を上げた。天合光能が危機にありながらも、チャレンジに直面して最終的に新た競争力を構築することが出来たのはその賜物である。天合光能は今回の危機を経て大幅にレベルアップすることが出来た。

 2013年、天合光能は中国PV企業として真っ先に黒字転換を果たした。国家「一帯一路」戦略等の実施に伴い、下半期のPV産業はさらに楽観できるというのが業界筋の認識である。

 (捜狐 9月11日)