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【石油・天然ガス】

重慶のシェールガス生産量は全国の8割 国家級開発利用総合実証区を建設へ (15/09/16)
2015/9/23
中国【石油・天然ガス】

 「第15回米中石油ガス産業フォーラム」からの情報によると、重慶市の2014年のシェールガス生産量は全国総生産量の80%以上を占め、2020年には重慶にシェールガス探査開発、総合利用、設備製造並びに生態環境保護の総合実証区が完成する。

 重慶市のシェールガスを東部地区に輸送する初のパイプラインであるフーリン〜石柱王場ガスパイプラインが全線開通した。重慶市のシェールガスの中国東部地区への輸送が始まり、浙江、江蘇、湖北等のガス需給ギャップの緩和が可能になった。重慶市人民代表大会常務委員会の張定宇副主任はフォーラムにおいて、「昨年の重慶のシェールガス生産量は10.81億m3に達し、全国総生産量の80%以上を占めた。重慶の可採資源のポテンシャルは全国第3位になる」と述べた。

 重慶市シェールガス産業の今後5年間の計画によると、重慶市は2020年までに累計1,500億元を投資して、2,000坑余りのシェールガス井を建設し、年産能力を300億m3、年産量を200億m3とする。そして、重慶をシェールガス探査開発、総合利用、設備製造並びに生態環境保護の総合実証区として建設する。

 また、重慶市は引き続き民間資本をシェールガス探査開発分野に誘致するとともに、探査リスクに対する助成の仕組みを速やかに確立して、シェールガス研究開発等の分野に付きまとう巨額投資、高いリスク、長い投資回収サイクル等の問題を解決し、シェールガス探査開発に対する積極性を引き出す。

 (網易新聞 9月17日)