ダウジョーンズ9月29日付報道によると、フィッチグループの子会社であるBMIリサーチのアナリストは、2017年まで中国の天然ガス需要の低迷が続くとの見方を示し、その理由として、中国経済の持続的軟調が工業部門の天然ガス需要に打撃を与えることを挙げた。

　BMIリサーチは「向こう2年間、天然ガス需要の低迷が続くと予想されるが、2017年以降になると中国の天然ガス需要は回復する。なぜなら、中国が石炭消費を削減する一方で電力事業がクリーン・エネルギーをより多く使用するよう推進することで炭素排出を減らすよう力を入れるためだ」と表明した。中国の工業部門の活動は低下している。工業部門は中国の天然ガス総消費量のおよそ3分の1を占める。冬季の天然ガス需要に季節的な増加が生じるにせよ、需要鈍化の全体的な傾向を逆転させるには不十分である。

　（中国石化新聞網 9月30日）