中国石油天然ガス集団(CNPC)の政策研究を担当する副総経理がロシアの南サハリンで開かれた「サハリン石油ガス会議」において、中国は2020年には年間1,000億m3のロシア天然ガス（パイプラインガスとLNGを含む）を輸入する公算であり、中国の天然ガス総消費量の3分の1をロシア天然ガスが占めることになると表明した。

　王副総経理は、中国は石炭から脱却しクリーン燃料へと移行する上でロシアを戦略協力パートナーと見なしていると表明した。

　王副総経理によると、中国は米国との合意に基づき、2020年までに炭素排出量を引き下げることを求められており、そのため中国は今後の経済成長のための主要燃料として天然ガスを選択した。天然ガスは2020年までに中国のエネルギーポートフォリオの60％を占めることになる。

　中国は天然ガス供給源の多元化を希望しており、ロシアは中国にとって安全な最大供給国になる。

　（中国石油化工網 10月8日）