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【石油・天然ガス】

上海石油天然ガス取引センターの1日の成約量が1億m3突破 (15/09/28)
2015/10/5
中国【石油・天然ガス】

 9月25日、上海石油天然ガス取引センターの1日の成約量が一気に1億m3の大台に乗って1億62.2万m3に達し、センターの試験稼動開始以来最大を記録した。

 25日の同取引センターのパイプライン成約件数は21件、平均成約価格は2.5579元/m3、LNG成約件数は4件、平均成約価格は4,048元/トン、成約量は約600トンになった。

 9月以降、同取引センターの取引量は著しい増加を示し、特に9月下旬には成約量が急増した。9月上旬は1日5.1万m3程度であったが、9月18日には5,983.3万m3に上昇し、その後375〜2,175万m3で低迷していたが、25日には1億m3を超えた。同日最大の取引2件の買手はいずれも上海天然ガス管網公司であり、購入量はそれぞれ2,800万m3であった。

 中国は目下石油・天然ガス体制改革を積極的に推進しており、パイプライン網の分離は改革の突破口と見なされている。中国の石油・天然ガスインフラが今後独立するかもしくは第三者に開放されると、上海石油天然ガス取引センターの地位はますます重要になり、取引ももっと活発になる。

 日増しに活発になるパイプラインガスの取引に対し、LNG成約量は比較的安定しており、現在1日600〜900トンで推移しているが、取引センターの幹部によると、間もなく冬季の天然ガス使用のピークに入ると、LNG成約量も徐々に増加傾向を示し、契約サイクルの長い取引が発生する見込みである。

 (新華社 9月28日)