中国石油天然ガス(CNPC)とシェブロンの提携による共同開発鉱区には羅家寨の高硫黄ガス田が含まれている。羅家寨ガス田は、2003年に硫化水素の漏出のため243名が死亡する事故が発生したが、困難のともなう同ガス田の開発のため、CNPCは昨年以来国外のパートナーを模索し、外国の技術の助けを借りようと試みていた。今回、入札方式によって提携先を募り、入札にはシェブロンの他にもトタル、シェル及びノルウェー石油公社スタットオイルが参加していた。CNPCとシェブロンは生産物分与契約を結ぶことになる。

　なお、CNPCはすでに、オルドス盆地・蘇里格ガス田の天然ガスの探鉱と生産ではタトルと、長北天然ガス田の探鉱と生産ではシェルとそれぞれ提携しており、羅家寨ガス田はCNPCが外国企業と共同開発する3例目となる。

(中国証券報　8月7日)