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【石油・天然ガス】

シノペックの新疆SNGパイプライン事業が発展改革委員会から承認 (15/10/15)
2015/10/16
中国【石油・天然ガス】

 中国石油化工集団(SINOPEC)に対する取材から、同社の新疆SNG(石炭由来代替天然ガス)対外輸送パイプライン事業が国家発展改革委員会から承認され、着工条件が整ったことが分かった。

 同事業は総投資額1,300億元超に上り、1本の幹線と6本の支線を建設し、総延長約8,400キロになる。幹線は新疆昌吉州木塁県から広東省韶関までであり、設計上の輸送量は年間300億m3になる。

 新疆SNGパイプラインは複数のガス源を有し、主なガス源は新疆准東総合実証区のSNG(SINOPECの80億m3事業及びその他新疆の複数のSNG事業)であるが、長期的にはイリ地区のSNGや西北地区のSINOPECの在来型天然ガス、さらに炭層ガスやシェールガスもガス源になる。

 同パイプラインが完成すると、中国の天然ガス供給の拡大、エネルギー構造の調整と最適化、全国天然ガスパイプライン幹線の輸送能力拡大などの面で重要な役割を発揮するとともに、中部・東部地区の天然ガス需要を賄い、新疆と沿線地区の経済社会発展を促進する上でも重要な意義を有する。

 (中国新聞網 10月15日)