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中国
【石油・天然ガス】

第13次5ヵ年規画期には天然ガスが中国の主力エネルギーになる可能性も (15/11/23)
2015/11/25
中国【石油・天然ガス】

 11月14日、北京で開かれた「2015年中国ガス体クリーン・エネルギーの発展とエネルギーの大転換」をテーマとする高層フォーラムにおいて、専門家は、中国のエネルギーの転換を進める上で「イノベーション・協調・グリーン・開放・共有」の発展理念を堅持しながら、エネルギー体制改革を速やかに推進し、「インターネット+スマートエネルギー技術」を強力に推進し、天然ガスを中国の主力エネルギーとして育成すべきであると提言した。

 今回のフォーラムは中国のエネルギー転換をテーマに、国内外の政府機関、石油ガス企業、研究機関や科学アカデミーから300名余りの専門家及び業界関係者が集まって討論を進めた。

 中国経済が「新常態」(ニューノーマル)に進むとともに、エネルギーの転換も「新常態」に進んでいる。そのことは、エネルギー消費の伸び率の低下、構造最適化の加速、発展エンジンの新エネルギーへの移行に現れている。再生可能エネルギーを主とするエネルギー体系への過渡期においては、質が高くクリーンな化石エネルギーである天然ガスを発展させることは重要な道筋になり、エネルギーの転換を実現する重要な方向性にもなる。但し、中国の現在の一次エネルギー消費の中で天然ガスの比重は極めて低く、わずか5.8%に過ぎない。また、1人当たり平均の天然ガス使用量は国際水準の29%でしかない。こうした天然ガスの発展現状について、ある専門家は、天然ガスの急速な発展を推進するためには、天然ガス体制改革を徹底し、天然ガス採掘権の秩序ある開放を進め、パイプラインインフラの建設を加速して、消費市場を誘導、拡大すべきであると提言した。

 今回のフォーラムでは、国務院発展研究センターが《中国ガス体クリーン・エネルギー発展報告2015》を発表した。

 (石油商報 11月23日)