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中国
【新エネルギー】

世界の新規再生可能エネルギー発電の40%は中国 (15/12/03)
2015/12/12
中国【新エネルギー】

 国際エネルギー機関(IEA)が11月10日発表した《世界エネルギーアウトルック2015》によると、世界各国は再生可能エネルギーをますます重視するようになり、再生可能エネルギーの発電量も次第に上昇している。2040年には欧州の発電量の半分は再生可能エネルギーによるものになり、中国と日本は30%、米国とインドでも25%が再生可能エネルギー発電になる。

 「我々は世界のエネルギーの転換、化石エネルギーから徐々に再生可能エネルギーに移行しているところを目にしている」と国際エネルギー機関(IEA)の貞森恵祐エネルギー市場・安全保障局長は言う。欧州市場における再生可能エネルギーの成長は一つの流れである。同時に中国の石炭需要はすでに低下しつつある。ソーラーや風力など再生可能エネルギーの経済性は徐々に体現され、エネルギー構造全体が低炭素エネルギーに向けて転換しつつある。

 「再生可能エネルギーのさらなる成長において中国が重要な役割を発揮するに違いない。中国は再生可能エネルギーの先駆者であり、世界の新規再生可能エネルギー発電量の中で中国のシェアは約40%に達している」と貞森氏は述べ、中国は省エネ・排出削減の圧力を受けてすでに再生可能エネルギーの急速な発展を推進していると表明した。

 但し、貞森氏は、世界の再生可能エネルギー発電の増加傾向は極めて鮮明であるとしながらも、「このような成長は十分なものではなく、気候変動対応の目標を満たす上では助けにならない」と指摘した。

 (中国経済新聞網 12月3日)