ロイターシンガポール電によると、史上最大の油価暴落を受けて、中国は2016年に戦略備蓄原油の調達量を倍増させる公算が極めて大きい。

　ロイターのアナリストが収集したデータや5名の業界内のアナリストに対する取材によると、中国は戦略石油備蓄を確立するため、2016年中に備蓄タンクへ7,000〜9,000万バレルの原油を追加注入するというのが大方の予想である。これは中国の平均原油輸入量の14日分に相当し、そのため中国の石油購入量が記録を更新するとともに、世界最大の原油輸入国である米国に挑戦することになる。

　（中国石化新聞網 12月7日）