ロシア政府は、シベリアウラル石油化学天然ガス会社Siburの株式の20％を中国の戦略パートナーである中国石油化工株式有限公司(Sinopec Corp.)に売却することを承認した。

　ロシア連邦反独占局のアルジミエフ局長によると、この株式譲渡案件は2段階に分けて進められ、第1段階ではシノペックが10％の株式を買収し、その後3年以内に残りの10％を買収する。シノペックは第1段階の買収で13.38億ドルを支払う。Siburのサマロフ前社長が2014年にNovatekの株式買収価格に基づいて算出したSiburの当時の時価総額は100億ドルであったが、今回のSINOPECの買収価格はそれを上回るものになる。アルジミエフ局長は、残りの10％の株式の価格は未確定であるとし、その理由について、「今回の取引の第2段階は3年以内に完了することになる。株価は3年間で変化するものであり、そのためまだ価格を決定していない」と述べた。
　
　（網易財経 12月13日）