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【石炭】

中国は炭鉱退出の仕組みを速やかに確立することが必要 中国煤炭工業協会 (15/12/21)
2015/12/24
中国【石炭】

 中国煤炭工業協会の王顕政会長は内蒙古で開かれた2016年度全国石炭交易会において、石炭生産能力の過剰が深刻を極めている中、中国は炭鉱退出の仕組みを速やかに確立して、構造調整と産業の転換をより一層促進することが必要であると表明した。王会長は次のように述べた。

 第13次5ヵ年規画期においては、中国の石炭産業計画の発展目標は以前の生産能力拡大と供給確保から、既存生産量の最適化、増量の規制、過剰の解消に転換し、老朽化生産能力の淘汰を主要課題としつつ、既存生産量の最適化に重点を置いた炭鉱退出の仕組みを確立しなければならない。資源が枯渇し、安全の保障に欠け、好転の望みがない炭鉱の閉鎖と破産を推進し、老朽化生産能力を淘汰して、資源の統廃合を促進し、政策調整によって市場を失う炭鉱の退出をサポートする。

 石炭生産量の抑制は石炭産業の苦境脱却の要請であるとともに、石炭産業構造調整の点からも求められる。各主要産炭区は許認可の仕組みを改善し、許認可の件数や速度よりも質と収益を重視するよう転換し、既存の生産量の最適化と結び付けて、炭鉱退出の仕組みについて具体的な政策措置と退出の規模を打ち出すべきである。

 中国の石炭産業は数量と速度の粗放型発展モデルから質と収益の集約型発展モデルに転換しなければならない。

 (中国投資諮詢網 12月21日)