「Times of India」紙は29日、消息筋の話を引用して、中国が中央アジア地域への鉄道路線を建設して原油供給ルートを増やし、原油輸送の海運への依存度を引き下げるよう計画していると報じた。

　報道によると、このプロジェクトは総工費8.61億ドル、中国の新疆から中央アジア地域へ2本の鉄道路線を建設する。うち1本は中国とカザフスタン国境のKorgaで中国の鉄道に接続し、その一部は年内に竣工させる。もう1本は、この鉄道を西へ延伸させ、カザフスタンのSary-Ozek鉄道に合流する。この鉄道が完成すると、中国とカザフスタンを結ぶ2本目の国際鉄道になる。

　「Times of India」紙は、キルギス、ウズベキスタン、カザフスタンとの間で鉄道が開通すれば、中国企業がこれら諸国のエネルギー資産を買収する上で競争力を高められると指摘している。

　(中国経済網 1月30日)