中国煤炭工業協会の王顕政会長は石炭価格の安定が石炭産業の苦境脱却にとって重要な任務であると表明した。

　王会長は内蒙古で開かれた「2016年度全国石炭交易会」において、低すぎる石炭価格は極めて深刻な問題であり、石炭1トンの井戸元価格がわずか140元の炭鉱もあると指摘した。王会長は、一般炭の過去最高価格トン800元余りも異常であったが、現在のように360元に下がっているのも正常ではないと述べた。

　王会長は次のように表明した。石炭は国民経済の発展を支える重要物資であり、高すぎる価格も低すぎる価格も石炭の上流と下流産業の調和の取れた発展にとって不利であり、特に石炭価格の大きな変動は石炭関連産業に対して大きな変動をもたらし、国民経済の持続的で健全な発展にとっても不利である。中国の石炭企業は市場と競争の意識を強化し、市場のない製品は淘汰や転業の運命にあること、政策に頼っても根本問題の解決は不可能であることをはっきりと認識しなければならない。また、石炭企業はコストや需要を顧みずにひたすら石炭を生産する旧来の道筋を歩むわけには行かず、市場の需要に基づいて生産を進めなければならない。

　（新華網 12月22日）