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【原子力】

防城港原子力発電所3号機「華龍一号」炉が着工 (15/12/24)
2015/12/24
中国【原子力】

  中広核集団は12月24日、防城港原子力発電所3号機が着工したと発表した。同設備には中国独自開発の第三世代原子力発電技術「華龍一号」が採用され、中広核集団が建設を主導する英国ブラッドウェルB事業の参考発電所になる。中国の先進的原子力発電技術が海外のハイエンド市場に進出する上で重要な基礎固めになるだろう。

 「華龍一号」は中広核集団と中核集団が共同で開発した第三世代100万kW級原子力発電技術であり、防城港原子力発電所3号機は3番目の「華龍一号」設備になる。中核集団は2015年5月と12月に「華龍一号」2基を着工しており、中国独自の第三世代原子力発電技術の「走出去」(対外進出)実証事業は全面的に建設段階に進んでいる。

 防城港原子力発電所は100万kW級加圧水型炉を6基建設する計画であり、第1期は108万kW加圧水型炉2基を建設し、第2期事業では118万kWの「華龍一号」技術を採用する。防城港原子力発電所1号機は2015年10月に系統連系を行い、間もなく商業運転に入る。2号機は現在順調に工事が進んでいる。

 (新華網 12月24日)