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【原子力】

中国西部地区初の原子力発電所1号機が商業運転開始 (16/01/01)
2016/1/1
中国【原子力】

 広西防城港核電有限公司は1月1日、中国西部初の原子力発電所になる防城港原子力発電所1号機が正式に商業運転を開始したと発表した。1日の発電量は2,400万kWhに上り、中規模の都市の電力需要を賄うことが出来る。

 広西防城港原子力発電事業は中国広核集団61%、広西投資集団39%の出資により建設され、2006年に着工され、2010年に国務院から承認された。2015年10月に1号機が臨界に達し、系統連系を開始、一連の性能試験と168時間の試運転にもパスして、商業運転の条件を整えていた。

 防城港原子力発電所第1期事業の原子炉2基は中国広核集団の独自設計による改良型加圧水型炉技術CPR1000を採用し、総合国産化率は80%に達している。

 なお、12月24日には中国が独自知財権を備える第三世代原子力発電技術「華龍一号」を採用する防城港原子力発電所第2期事業が着工された。

 中広核は中国最大の原子力発電事業者であり、稼動中の原発は16基、設備容量は1,708.4万kWに上る。また、建設中の原発は11基、1,346.4万kWに上り、世界最大の原子力発電設備建造業者の地位を維持している。
 
 (中国新聞網 1月1日)