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中国
【石油・天然ガス】

新疆は非在来型エネルギーの「宝庫」シェールガス予想資源量1,000億m3 (16/01/14)
2016/1/20
中国【石油・天然ガス】

 シェールガス1,000億m3、オイルシェール数十億トン、オイルサンド2億トン……2015年、新疆の非在来型エネルギーの地質探査は重要な進展を遂げた。中国のエネルギー需要構造の調整と最適化を資源面で保障することになる。

 1月13日に開催された新疆地鉱局工作会議からの情報によると、新疆は昨年、南疆地区の探鉱を強化し、特に非在来型エネルギー探査の新たな分野を開拓して、金、タングステン、リチウム、カリ、オイルシェール、オイルサンド等の鉱産地11ヵ所を発見した。

 シェールガス、オイルシェール、オイルサンドなど非在来型エネルギーの探査は大きな成果を上げた。また、トルファン・ハミ盆地及び周辺のシェールガスポテンシャル調査でも重要な発見を遂げ、予想資源量は1,096億m3に上る。新疆北部の中小盆地のシェールガス探査も見通し良好であり、ジュンガル盆地南周縁部でも一群のシェールガス有望目標鉱区に当たりを付けた。ジュンガル本地のオイルシェールガス資源量は21億トン、大黄山の資源量は24億トンが見込まれる。ジュンガル盆地西北周縁部のオイルサンド資源量は2.3億トン、可採資源量は5,779万トンに達する見通しである。

 新疆地鉱局の曾小剛局長によると、新疆は第13次5ヵ年規画期にはシルクロード経済ベルト核心区鉱産資源探査と「一帯一路」沿線総合地質調査を進め、希少鉱産資源と戦略的新興産業鉱産資源を重点対象として、シェールガス、炭層ガス等の非在来型エネルギーや銅、ニッケル、鉛、亜鉛、金等の金属、リチウム、カリ等の塩類鉱産、レアアース、レアメタル等の希少鉱産などの地質探鉱において新たなブレークスルーを図る。

 (国家石油化工網 1月14日)