国家発展改革委員会は1月13日、新たな石油製品価格の仕組みを通達し、石油製品価格調節の上限と下限を設定した。すなわち、国際油価が1バレル130ドルを超えた場合、中国国内のガソリンと軽油の最高小売価格を引き上げないかもしくは引き上げ幅を小さくし、国際油価が1バレル40ドルを下回った場合は、ガソリンと軽油の最高小売価格をそれ以上引き下げることはしない。

　国家発展改革委員会の新しい石油製品価格決定の仕組みは国際原油価格の「下限価格」を初めて設定したものであり、国際原油価格が1バレル40ドルを下回った場合でも、1バレル40ドルの原油価格と通常の精製利益率をベースにして石油製品価格を算定し、国内石油製品価格をそれ以上引き下げないというものである。

　また、石油製品価格調整の手続きを簡略化し、発展改革委員会は、今後は石油製品価格改訂の文書を通達することを止め、情報発信の形で価格調整情報を公表することになる。

　（新華網 1月14日）