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コーキング産業第13次5ヵ年規画綱要が通達 過剰生産能力5,000万トン解消へ (16/01/25)
2016/1/29
中国【石炭】

中国コーキング産業協会によると、《コーキング産業第13次5ヵ年発展規画綱要》の起草作業が完了し正式通達された。同規画綱要は第13次5ヵ年規画期にコーキング産業の老朽化生産能力を全て淘汰すること、参入基準を満たす生産能力の比率を70%以上にすることを打ち出している。

また、規画綱要は、高品質原料炭の配合比率を4%引き下げること(但しコークスの品質は下げない)、200万トン以上の大規模コーキング企業は基本的にエネルギー管理センターと情報化管理モデルを実現すること、鉄鋼企業のコークス乾式消火設備(CDQ)配備の比率を90%以上にすること、コークス炉ガスの利用率と水リサイクル率を98%以上にすること、コークス1トン当たりの新しい水の消費量を1.5トン以下に下げること、過剰生産能力5,000万トンを解消すること、コーキング参入企業の汚染物排出が基本的に《コーキング化学工業汚染物排出標準》を満たすようにすることを打ち出している。

なお、現行の国の規定に従って淘汰すべき老朽化コーキング生産能力(炭化室の高さ4.3メートル以下)は約2,000万トンに上り。その大多数は僻遠地区に所在している。また、発展綱要はコーキング産業に対するより厳格な排出基準も打ち出しているが、中国コーキング産業協会によると、企業は資金逼迫や経営状況悪化のため、環境保護基準を満たすことは難しく、一方、過剰生産能力の解消や老朽化生産能力の淘汰には、地方、企業、従業員の利害調整という難題が付随する。

(新華網 1月25日)