中国石油天然ガス集団(CNPC)経済技術研究院が1月26日に発表したレポートによると、中国の2016年の石油需要は4.3％増加し、見掛け消費量は5.66億トンに達すると予想される。原油純輸入量は7.3％増えて3.57億トンになり、石油対外依存度は62％に上昇する。

　また、同レポートが示した予想によると、中国の今年の石油製品需要は3.3億トン、3.9％の増加になる。原油精製量は5.49億トンになり、石油製品生産量は前年比5.5％増の3.56億トンになると予想される。
　
　同レポートは「2016年も国内石油製品の供給過剰が引き続き拡大し、石油製品の輸出、特に軽油の輸出は、常態化と大規模化の特徴を呈することになる。2016年の石油製品純輸出量は2,500万トンに達し、前年比31％増になると予想される」と指摘する。

　また、天然ガスについては、CNPC経済技術研究院の予想によると、2016年の見掛け消費量は前年比7.3％増えて2,050億m3に達し、輸入量は10.6％増えて690億m3になる。

　なお、中国の2015年末の原油備蓄能力は総計3.15億バレルである。

　（中国原油網 1月26日）