ロシア天然ガス大手Gazpromは1月26日、対中ガスパイプライン事業「シベリアの力」への投資額を2016年に大幅に引き上げる計画を発表した。

　ロシアの報道によると、Gazpromは2016年に「シベリアの力」への投資を920億ルーブル（約12億ドル）に拡大する。2014年の190億ルーブル（約2.5億ドル）のほぼ5倍になる。

　2014年5月、中国石油天然ガス集団(CNPC)とGazpromは《中露天然ガスパイプライン東線売買契約》に調印した。契約期間は30年。ロシアは2018年に東線経由で中国への天然ガス供給を開始する。ガス供給量は年々増加させていき、最終的には年間380億m3とする。「シベリアの力」パイプラインは中露天然ガスパイプライン東線のロシア国内区間に当たり、2014年9月に着工されていた。

　（人民網 1月27日）