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【電力】

北京と広州に国家級電力取引センターが発足 (16/02/29)
2016/3/7
中国【電力】

 3月1日、北京電力取引センターと広州電力取引センターが同時に発足した。北京電力取引センターは国家電網公司が5,000万元の単独出資によって設けたものであり、北京電力交易中心有限公司が業務を担う。広州電力取引センターは南方電網が株式の3分の2を占める。これら2ヵ所の国家級電力取引センターは、国家電網と南方電網のそれぞれの本社所在地である北京と広州に設けられ、2大電力網内の広域電力取引を主要業務とする。

 電力体制改革「9号文書」及び国家能源局の関連文書は、電力の供給と消費モデルを現代的な取引モデルに転換し、電力市場の整備を推進して、区域及び省・自治区・直轄市クラスの電力市場を建設し、市場の間には等級を設けないとしている。

 区域電力市場とは国家電網をベースとする北京と南方電網を基礎とする広州の区域電力取引センターのことである。

 省・自治区・直轄市クラスの電力市場は主に省・自治区・直轄市内において長期取引やスポット取引を展開する。

 (中国能源網 2月29日)