2015年の中国の天然ガス消費の伸び率は10年来の最低になったが、国家発展改革委員会の最近の発表によると、1月の天然ガス消費量は223億m3、前年同月比17.6％増になった。専門家は、天然ガス市場は冬の時代に終わりを告げ、目下着実に回復しつつあるとの見方を示す。業界は天然ガス消費の見通しに対して楽観している。第1に、天然ガスシティゲート価格が引き下げられ、天然ガスの経済性が回復して、末端消費量も上昇した。第2に、国が大気汚染防止等の政策を推進する中、「煤改気」（工業用ボイラー等の石炭燃料から天然ガスへの転換）の天然ガス需要も増加している。中国石油経済技術研究院の最新レポートによると、2016年の天然ガス需要量は2,000億m3を突破する見通しである。

　 (中金在線 3月7日)