中国は緊急石油備蓄施設の竣工時期の延期を決定した模様である。 当初計画されていた最終竣工期限は2020年であったが、先週末に発表された2016〜2020年の5ヵ年計画によると、中国は2020年までに第2段階の戦略石油備蓄施設を竣工させるとともに、備蓄場所を増やす初動作業を展開することになる。しかしながら、中国当局の以前の計画では、2020年までに第3期戦略石油備蓄施設を竣工させることになっていた。 中国は2009年に戦略石油備蓄の第1段階の建設を完了し、4ヵ所の原油備蓄基地を設けた。備蓄総量は9,100万バレルになる。また、2014年の《中国能源報》の報道によると、第2段階は1.68億バレルになり、昨年までに完成する計画であった。 しかし、ICIS ChinaのLi Li研究主管は「第2段階の竣工時期は以前決まっていた2015年から2年ほど遅くなる公算だ。そして、第3段階の竣工時期については今のところ極めて不確実性が高い」と指摘する。 (中国能源網 3月8日)
中国は緊急石油備蓄施設の竣工時期の延期を決定した模様である。
当初計画されていた最終竣工期限は2020年であったが、先週末に発表された2016〜2020年の5ヵ年計画によると、中国は2020年までに第2段階の戦略石油備蓄施設を竣工させるとともに、備蓄場所を増やす初動作業を展開することになる。しかしながら、中国当局の以前の計画では、2020年までに第3期戦略石油備蓄施設を竣工させることになっていた。
中国は2009年に戦略石油備蓄の第1段階の建設を完了し、4ヵ所の原油備蓄基地を設けた。備蓄総量は9,100万バレルになる。また、2014年の《中国能源報》の報道によると、第2段階は1.68億バレルになり、昨年までに完成する計画であった。
しかし、ICIS ChinaのLi Li研究主管は「第2段階の竣工時期は以前決まっていた2015年から2年ほど遅くなる公算だ。そして、第3段階の竣工時期については今のところ極めて不確実性が高い」と指摘する。
(中国能源網 3月8日)