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【石炭】

北京市が今年の石炭消費量を1,200万トンまで削減 (16/03/22)
2016/3/22
中国【石炭】

 北京市の今年の石炭消費量は約1,200万トンになり、2012年に比べ約1,100万トン削減される。北京市は2017年には石炭消費を1,100万トン以下に減らすことになり、2017年の石炭消費総量を2012年より1,300万トン削減するという目標を速やかに達成させる。大唐国際高井熱電所の石炭火力設備6台全ての閉鎖に続き、昨年3月には京能石景山と北京国華石炭火力熱電所も閉鎖されて、北京市の年間CO2排出量は7,400トン減少し、窒素酸化物や粉塵等の汚染物排出も大幅に減少した。

 北京市は石炭消費の削減を推進するため、この3年で累計300億元近く投入している。また、北京市は12,616蒸気換算トンの暖房用石炭焚きボイラーの改修を完了し、城内6区から石炭焚きボイラーをほぼなくした。また、累計3,307蒸気換算トンの工業用ボイラーを改修して、市クラス以上の工業団地の生産用エネルギーのクリーン化を実現した。北京市発展改革委員会の幹部によると、今後は鎮クラス以下のボイラーの改修と農村の民生用石炭に重点を置いて、郊外エリアの石炭消費量をさらに削減する。

 (中国煤炭資源網 3月22日)