上海証券報によると、国家発展改革委員会から先頃認可された中国石油天然ガス集団(CNPC)の大連LNG事業では、海外の天然ガスを使用することになる。

　昨年9月、シェルと中石油国際事業公司は拘束力のあるLNG長期売買合意文書に調印していた。同文書によると、シェルとCNPCは今年12月までに交渉を終えて詳細なLNG売買契約を結ぶことになる。20年の契約期間にシェルはCNPCに年間100万トンのLNGを販売する見込み。

　また、同じ時期、CNPCはオーストラリア最大の石油・天然ガス生産企業であるWoodside Energyとの間で、年間供給量200万トンの大口LNG売買契約に調印した。2013〜2015年に供給を開始し、期間は15年間。

　CNPCは大連の他、如東LNG受入基地の認可も得ている。如東LNGは、CNPC、太平洋油気有限公司、江蘇国信用資産管理集団の共同出資による事業である。さらに、CNPCは欽州でもLNG受入基地建設を計画している。

　（中国石化新聞網 2月13日）